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生きる

深夜にうとうとしながら、買ったばかりの ipod にデータを入れていたところ、
『ジェネジャン』を数ヶ月遅れ(注:1ヶ月おくれでした)で放送していました。
きちんと観ていなかったので、テーマがあまりよく分からなかったのですが、
肺ガンで余命1年という男性が出演されていました。

ipod作業後にネットで検索したところ、17日に亡くなられていた事が判明。
ほんのちょっとの差で、生きている彼に会えませんでした。

彼のブログを読みながら、
昔、お葬式で聞いた、蓮如上人というお坊さんの『白骨の章』という文章を思い出しました。
#浄土真宗のお葬式だと読み上げるみたいです。

「夫、人間の浮生なる相を、つらつら観ずるに。
 おほよそはかなきものは、
 この世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり。
 されば、いまだ萬歳の人身をうけたりといふ事をきかず、一生すぎやすし。
 いまにいたりてたれか百年の形體をたもつべきや、
 我やさき、人やさき、けふともしらずあすともしらず。
 おくれさきだつ人は、もとのしづくすゑの露よりもしげしといえり。
 されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。
 すでに無常の風きたりぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちにとぢ、
 ひとつのいきながくたへぬれば。
 紅顔むなしく變じて、桃季のよそほひをうしなひぬるときは、
 六親眷屬あつまりて、なげきかなしめども、更にその甲斐あるべからず。
 さてしもあるべきことならねばとて、野外におくりて夜半のけむりとなしはてぬれば。
 ただ白骨のみぞのこれり、あはれといふも中々をろかなり。
 されば人間のはかなきことは、老少不定のさかひなれば。
 たれの人も、はやく後生の一大事を心にかけて。
 阿彌陀佛をふかくたのみまゐらせて、念仏まうすべきものなり。
 あなかしこあなかしこ。」

奥山貴宏さんのご冥福をお祈りいたします。
32歳ガン漂流エヴォリューション
by miharu0211 | 2005-04-23 04:06 | のほくらし
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