11/25(金) Dharamsala 最後の日。
Dharamsala 遠景。 こんな田舎町も便利になり ATM も出来たし、 (VISA/Master OKらしい) 携帯も通じるし (AirTelという会社が強いらしい。 2005/11現在、日本の au と 連携中であることを確認)、 ネットカフェもたんまりあるし。 あと、郵便事情がよくなればな… 朝早く、Dharamsala の隣町(?)へ。 インド人の集落を抜け、ヒンズー教の寺院の間を通り、山のほうに行くと遠くに川が見える。 Thupten さん曰く、そこの川に流すそうだが、僧衣を着た人の姿は見えない。 近くのインド人に聞いてみたところ、「昨日お坊さんが来てたよ」とのこと。 やっぱり遅かったか…残念。 Dharamsala に戻り、Gu-Chu-Sum の見学に行く。 まずは、2004年に完成した Tibet Photo Exhibision へ。 ここは、中国政府がチベット人に対して行った暴行等を紹介するための展示室。 刑務所で使われる暴行の道具や、実際に暴行を受けた人々の姿、 チベット独立デモの様子などの写真がある。 全て、チベット本土から逃げてきた人が持ってきたものだ。 目を背けたくなるような写真がたくさんあった。 昨日会食したお坊さん2人も、同じように暴行を受けていたのだと思い出す。 精神安定剤が手放せない人も多いらしい。 続いて、職業訓練クラス見学。 ここでは、英語・チベット語・コンピューター・手芸のクラスがある。 コンピュータークラスを見せてもらった。 現在は15人ほどが勉強しているとのこと。 OS は Win98。Excel / Word / Photoshop / Page Maker / Dream Wever 等を 教えているようだった。 いろいろ聞きたかったんだけど、双方の英語力が英語力なだけに無理だった orz 英語のクラスは、ボランティアの男性が担当しているそうだ。 TCV は18歳までしか入れない。 更に上の人を受け入れる学校もあるらしいのだけど、環境が悪く、 逃げ出す人も多いのだとか。 大人になって逃げてきた人達には、ここは貴重な勉強の場なのかもしれない。 ルンタハウスの宿泊施設も見学する。 比較的綺麗でちょっと嬉しかった。 そのあと、Yeshe Togden 氏の部屋でお茶。 バター茶の洗礼を受ける。 チベット人は、客のコップから少しでもお茶が減ると、またいっぱいになるまで 茶を継ぎ足す。おなかがたぷたぷになってしまうくらい、バター茶を満喫した。 Yeshe 氏は、Gu-Chu-Sum の代表として、世界のあちこちに招かれている。 そのときの写真を見せてもらった。 この方、本当にお茶目な人で、自転車に乗ってはしゃいでいる写真や、 蝋人形館でジェームス・ボンドと記念写真など、思わず噴き出す写真がたくさんあった。 本を執筆する予定があるそうだ。完成したら是非読みたい。 更に、「@Lungta」という、ルンタハウスのそばのネットカフェへ。 ルンタハウスで就業訓練を受けた人達の経営するネットカフェである。 此処は残念ながら日本語未対応だが、ネットカフェ以外に チベット語の文書作成サービスも受け付けているという。 他よりもちょっとお手軽な値段でやってくれるらしいとのうわさなので、 興味のある方は是非ルンタ・プロジェクトへ問い合わせをば。 午後3時前。 出発の時間である。 お世話になった人々がカターや土産をたくさん持って来てくれた。 うるっときた。 Yeshe Togden 氏は、 「これは法王の数珠の玉のひとつだよ」 と、数珠の玉をネックレスにしたものをかけてくれた。 この数珠の玉は、今も肌身離さず持っている。 砂マンダラの砂も持ってきてくれた。 みなさん、本当にお世話になりました。 またなんとかして来ます。 一人じゃ無理だけど。
by miharu0211
| 2005-12-12 18:50
| 北インドへの道
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