2005年 12月 08日 ( 3 )

ダラムサラ旅行記(9)

11/23(水) まだまだ続く。

Norbulingka 見学中にルンタハウスから電話。
里子のお母さんと夕方に会えることとなる。

それまで時間がちょっとあったので、近くにある Dolma Ling 尼僧院へ。
宗派を問わず数百名の尼僧の方が此処で生活している。
チベットから逃げてきたお坊様は、インドでも宗派毎に寺を復興させているそうなのだが
尼寺は元々の尼僧の人数が少ないため、なかなか宗派毎に復興させることが出来ない。
そのため、宗派を問わない形で寺を作ったそうだ。

祭日だったため、寺内に人は少ない。

建物の中にお邪魔し、図書館に入ったところ
中で作業をしている人達が居た。
お邪魔して作業を見せてもらう。

d0016306_22592411.jpg尼僧さん達が作っていたのは
砂マンダラ。

12月に Dolma Ling 尼僧院へ
ダライ・ラマ法王が
初めて来られるそうで、
その歓迎のための
観音菩薩の砂マンダラを
8日間かけてつくるそうだ。
写真は3日目。

作業は朝9時から夜10時まで。
なんと13時間。

尼さん作成の砂マンダラは
珍しいそうだ。

右は上のマンダラの拡大図。d0016306_2341495.jpg
これが全て砂だとは信じられない。

緻密な世界にとても惹かれる。

これだけ時間をかけて作ったものも、
数週間後には川に流されてしまう。

そのうつくしさ、はかなさが
桜の花に通じるような気がしませんか?

余談ですが、インドはちょうど桜の季節。
Lower Dharamsala で
桜を眺めてきました。




彼女達の側では、尼さんが一人マンダラを作るための練習をしていた。
早い人でも5ヶ月くらい練習しないと、上のようなマンダラを作ることは出来ないそうだ。
タンカと同じく、職人技である。
[PR]
by miharu0211 | 2005-12-08 23:10 | 北インドへの道

ダラムサラ旅行記(8)

11/23(水) 続き。

昼前に、Lower Dharamsala にある
NYINGTOB LING (チベット人障碍児のための施設)へ。
Norbulingka(チベット文化センター)とともに、
この施設はチベット人の生活地域から少し離れたところにある。

d0016306_2162335.jpgNYINGTOB LING は
寄宿制で、現在48人の
子が住んでいる。
学校やリハビリなどを
行なう部分と
手芸品を作って販売する
実業的な部分があり、
日本で言うところの
養護学校と共同作業所を
合わせたような施設、
みたいな感じ。


職員の数も多い。
また、ドイツから来たボランティアの女性もいた。
その方は、コンピューターのクラスを担当されていた。

上の写真は、お香を作っているところ。
事前に申し込めば見学可能とのこと。
日本からの見学者は少ないらしい。残念。


続いて、Norbulingka へ。
チベット文化の継承を目的とし、工芸制作者の育成を行なっている施設である。
ここの入学試験も倍率が高いそうだ。
タンカ(絵・布)の制作をしている人々を見学する。
タンカ欲しいなぁ。はぁ。

Norbulingka の寺の中では、ちょうど来年のカーラチャクラの準備をはじめていた。

ちょっと横にそれますが。d0016306_2122285.jpg
カーラチャクラとは
チベット仏教で最上位の教えのひとつ。
ダライ・ラマ法王から教えを受け
灌頂を受けるために
世界中から10万人以上の人が
集まる。

来年のカーラチャクラは
南インドの Shri Dhanyakataka という
仏陀が初めて説法した土地で行なわれる。

この色使いがたまらなく好きだ。
ほんに美しい。




Norbulingka には、他にもレストランや博物館もあって、見所たくさん。
寺の壁に書かれたタンカも見事で、長い時間居ても飽きない。
オススメの場所である。
[PR]
by miharu0211 | 2005-12-08 21:44 | 北インドへの道

ダラムサラ旅行記(7)

11/22(火)の夜遅く。
ルンタハウスにあるマシンのネットワーク設定関係で、日本在住の
システム屋数名の携帯宛に Dharamsala からメールする。
メールを送った皆様、ご迷惑をおかけしました。本当に助かりました。
「生きていたか?」「道に迷ってないか?」「人に迷惑をかけてないか?」など
有難い言葉もたくさんいただきました…同行者がいるって言ったんだけどな。


11/23(水)。
今日はチベット暦では『お釈迦様が天から帰ってきた日』という祭日。

朝早く起きて、中村さんうらるんたさんももちべさんと Tsuglagkhang のリンコル(巡礼路)を歩いてみることにする。

d0016306_19315317.jpgリンコルでの1枚。
坂道が多く歩きにくい道である。
道沿いの石には、真言が彫られている。

写真に写っているのはお坊様。
チベットでは、この色はお坊様カラー。

ふらふらしながら必死で歩く日本人の隣を
チベット人の爺様婆様が追い抜いていく。
マニ車を回しながら読経して歩いてる
爺様にまで抜かれる始末。

次の日、一番若い私だけが筋肉痛に。
情けない。



リンコルの途中のお堂では、お坊さんが読経していた。
お堂の道向かいの小高い丘には、石塔や石灯籠があって、
丘のてっぺんにはたくさんのタルチョが風になびいている。
老若男女問わず、たくさんの人が祈りをささげている。
お坊様と一緒に読経したり、
石灯籠の中の火に日本でいうところの抹香の様なものや油をくべたり、
米を撒いたり、石塔にお祈りしたり、タルチョをくくりつけたり。
昨日、Tsuglagkhang にて、嫌がる4歳くらいの孫に
無理やり五体投地のようなことをさせている爺様を見たが
(とても微笑ましい光景だった)、
チベット人の生活の中には本当に仏教が根付いている。
チベット人の真似をしながら、同様に祈りをささげる。

右の写真は紙ルンタ。d0016306_19545745.jpg
タルチョ(経文旗)と同じものが
印刷された紙を
空へ投げる男性と子供。
とても美しかった。

読経の後、皆が一列に並び、
神に捧げる歌を歌い、
儀式は終わった。
鳥肌が立った。

本当に良いときに Dharamsala に来た。





朝食後、ルンタハウスへ。
ここでレストランを仕切っている直子さんが、私の里子のお母さんに
昨日から懸命に連絡をとってくれようとしていた。
が、なかなか調整がうまくいかない様子。
今日は、朝から電話が通じないらしい。

NYINGTOB LING(チベット人障碍児の為の施設)へ行く前に、
お母さんの家に寄ってみるが、お母さんはやはり居なかった。

小さい家だった。
[PR]
by miharu0211 | 2005-12-08 20:22 | 北インドへの道