2005年 11月 08日 ( 1 )

本を読む20051108

夢野久作『ドグラ・マグラ』読了。
4日かかりました。どっと疲れた。

夢野は高校の先輩にあたります。
著名人である先輩の話は、学生時代に何度も聞くもので、
よって、その頃に一度読もうとしたのですが、全く頭に入らず、
10年ぶりの再挑戦でやっと読み終わりました。

すごいです。
兎に角怖いです。
自分自身が全く見えていなかった10年前には読めるはずもないわ、
がまず出て来た感想。

70年以上前の作品なのですが、作中に描かれた医学論文が本物に
見えてきます。自分の今迄の知識がひっくり返るような気分になります。
本に引きずり込まれる感覚。自分の立っている地面が崩れるような。
目が離せないのだけど、一度休憩を入れると
なかなか読書を再開する気分になれない状態が続きました。

手元の角川文庫の紹介文にはこう書かれています。
『これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。』
さて、私もこの先精神に異常を来たすのでしょうか。
それとも、もう来たしているのでしょうか。

そんなことをふっと考えてしまうような作品でした。
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by miharu0211 | 2005-11-08 00:49 | のほくらし