11/24(木) まだ続く。
夕方、絨毯工房へ。 絨毯というとペルシャというイメージだが、 チベットでもさかんらしい。 ペルシャの絨毯が繊細なのに比べて チベットの絨毯は頑丈なのだそうだ。 スノーライオンの柄の絨毯が格好良かった。 ここも、難民の職対策のために 作られた工房だと聞いた。 難民の職探しはとても大変そうだ。 続いて、小川さんの知り合いのチベット占星術の先生のところへ。 ご夫婦共に Men-Tsee-Khang のご出身で、 旦那さんは医者、奥様は占星術の占いを専門とされている。 占い結果を英語で記してくれる先生はなかなかいないらしい。 「主に占って欲しいことを2つあげてください」とのことだったので、 前世と相方との結婚運をお願いする。 「結婚運が悪くても、それを克服する方法を書いておきますから」と先生。 参考にさせていただきますわ。 さて。仏教は輪廻転生という教えがある。 これは、ぶっちゃけると肉体が死んでも魂は生きていて、また新しい肉体を手に入れて 生まれ変わっていくという考え方である。 ただし、毎度毎度人間とは限らない。毎回人間で生まれてくるのは、ごくごく一部の 偉いお坊さんのみとされる。 我々のような一般人が現在人間として生まれているということは、 前世でものすごく良い行ないをしたからだと考えられているそうである。 はて、前世で私がどんな行ないをして人間に生まれ変わったのやら。 Thupten さんによると、チベット人は自分の前世をとても気にするらしい。 その前世によって、自分を守護してくれる仏様がわかるからだそうだ。 守護してくれる仏像を購入すると、来世でも人間になれるとか。 結果判明まで2ヶ月かかるそうなので、静かに待ちたいと思う。 個人的には、水辺の動物のような気がしている。 サンショウウオがいいなぁ。 夕飯前にルンタハウスへ。 今日は、風来坊さんの里子とご両親が来られていた。 風来坊さんのところの里子くんは悪ガキっぽい。 お土産の車をとても喜んでいた。 あとひとつのお土産、黒ひげ危機一髪の使い方はわかったのだろうか。 お客さんはそれだけでなかった。 Ten-Dol のお母さんがまた来てくれていた。 わざわざ贈り物を持ってきてくれたのだ。 綺麗な柄のストール。 暖かくて、現在重宝している。 今年の冬はこれで乗り切れそう。 お母さん、本当にありがとう。 夜は、Gu-Chu-Sum の前代表 Yeshe Togden 氏 と現代表 Ngawang Woebar 氏と 会食。楽しいときを過ごす。 Ngawang 氏は元学校の先生だったらしく、長く Dharamsala に滞在できた場合には 我々にチベット語を教えてくれるという。 けどね。宿題忘れたら、教科書の前で五体投地の罰だってさ。 イラクサじゃないだけましか。 それ以外にも、いろんなことを教えてくださった。 慈悲の心のことだとか、悩み事の対処法とか。 とても気さくな方々だった。すっと心の軽くなるような気がした。 ありがたやありがたや。 この日、ひとつ残念なことがあったとすれば、砂マンダラ破壇の儀式(マンダラを壊す)と その砂を川に流す儀式が既に終わっていたらしいということがわかったこと。 ただ、いまいちはっきりしないので、明朝に一か八か、砂を流す川に行ってみることになった。
by miharu0211
| 2005-12-12 17:50
| 北インドへの道
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