ダラムサラ旅行記(2)

11/21(月)
夜中に目が覚める。時計を見るとAM2:30。
日本時間では午前6時。いつも起きる時間に起きてしまった。
うらるんたさんももちべさんに悪いと思いつつ、カーテンをあけて街を眺めてみる。
ちょっとだけもやがかかったような街は、やはり異国の風景であった。
イラク戦争時のバグダッドの映像を観てるような感じか。


朝6時にはホテルを出て、NEW DELHI 駅へ向かう。
相変わらず空気は悪い。そして、街も汚い。が、このごちゃごちゃした雰囲気は気持ち良い。

6時半過ぎ、NEW DELHI 駅に着く。
駅の周りは既に人がいっぱいで、あちこちで寒さを避けるために焚き火をしていた。
我々の乗ったマイクロバスを見て、赤のジャケットを羽織った人が大量に車を取り囲む。
「赤の服を着ている人はポーターだよ」と Thupten さんが教えてくれた。
外に出ると、火にビニールをくべている様な悪臭にくらくらとする。
Thupten さんは既にポーターと金の交渉をはじめていた。

中村さんに続き、駅の中に入る。
ホームは、寝てる人やらライフルを抱えた軍の人やらチャイや時計の売り子やらすごい状態。
切符が無くても、どうもインドは駅の中に入れるらしい。
ここで初めて乞食と呼ばれる人を見た。
彼らは、服を引っ張って金をくれという仕草をする。
一人に金をあげると大量の乞食に囲まれる、と聞いたことがあったので
しばらくシカトしていると彼らは次のターゲットを求めて去っていく。
『低いカーストの人たちは、生まれた時点でその生き方しか選べない。』
昔、何かの本で読んだのを思い出す。
手や足の無い人もいた。同情を得てお金をもらいやすくするために、
生まれた時点で親が切ってしまう、という噂は本当なのだろうか?
今考えると、少しあげればよかったなとも思う。彼らから見れば『富める者』なのだから。

d0016306_19113440.jpg駅のホームでこんなものを発見。
明け方に撮ったので暗いですが、
実はこれ、体重計。
1ルピー硬貨を入れると、
切符のような紙が出てきて
体重を教えてくれる。
裏には身長ごとの男女の理想体重一覧表付。
気に入ったので、パチリと一枚。







1時間遅れで列車はやってきた。
荷物を持って、早速乗り込む。
席は2等寝台。エアコン付。
窓は開かない。しかも2重。
中村さん曰く、列車の外から強盗や売り子が入ってこないようにするためだと言う。
そういえば、1ヶ月ほど前に南インドで列車が川に落ちたとき、窓に鉄格子が入っていたため
多くの人が逃げられずに溺れ死んだ、というニュースを見た。
あのときは鉄格子の意味がわからなかったが、強盗除けだったのか。
ちなみに、列車には非常用に開けられる窓もついていたが、手順が複雑で、
すぐに開けられるような仕組みではなかった。
インドの列車、非常時に生き延びるのはとても厳しそうだ。

そして、インドの列車はアナウンスを一切行なわない。
何処の駅かは列車の外に出て確かめないと分からない。
あとは、タイムテーブルから推測するしかない。
駅に止まった列車がいつ出発するかも分からない。
出発時、ゆっくりと列車は出発する。
列車のドアは無い。
外に出ていた人は動く列車に乗り込む。
これ、日本でおんなじことをすると非難の嵐なんでしょうな。

何はともあれ、列車は CHAKKI BANK に向けてのんびり進む。
9時間の旅である。
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by miharu0211 | 2005-12-04 19:31 | 北インドへの道
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