プロ意識

私は遠距離恋愛中なので、月に一度は飛行機に乗ります。
正直、あまり得意ではないのですが、背に腹は変えられないので。

みなさんは日本航空123便墜落事故をご存知でしょうか。
ちょうど20年前の8月12日、羽田から伊丹へ飛んでいた航空機が群馬の山中に墜落し、
乗員乗客520名の方が亡くなり(うち1名は妊婦さんだったそうです)、
4名の方が奇跡的に救出された事故です。

先日、ネットでこのようなところを見つけました。
事故時のボイスレコーダーの交信記録を記したサイトです。
こちら
音声も一部聞けるようですが、あまりに辛くてまだ聞いていません。

123便はなんらかのトラブルの発生後、墜落までの32分間、蛇行を続けました。
上のサイトの『飛行経路略図』の項目で、蛇行の様子を見てください。
交信記録を読んでいただくと分かりますが、飛行機が制御不能になる中、
機長、副操縦士、航空機関士の3名の方が懸命に羽田に戻るべく、残された手段を用いて
努力を続けたことがわかります。最後まで諦めなかった、それゆえの蛇行なのです。

このとき、パーサーの方々も職務を全うすべく、乗客の誘導等を行なっていたそうです。
その日たまたま非番で123便に乗り合わせた 女性の証言 からも、
パーサーが落ち着いて行動していた姿を知ることが出来ます。

過去に一度だけ、私も航空機で怖い思いをしたことがあります。
台風の強風域に入った福岡空港に私の乗った機が着陸しようとしたのですが、
強風でものすごい横揺れと乱高下を繰り返し、結局着陸を諦めて、
出発した空港へ引き返したのです。
2度着陸を試みたのですが、あのときの揺れは本当に怖かった。
2度目の進入のとき、急に機体がかくんと落ちてコックピットから警報音と人工音声が
聞こえてきたときは、死がちらりと頭をかすめました。
隣の席のシスターは十字を切ってましたし。
20年前の123便は、あれすら比較にならないような状況だったのですよね…

「これはだめかもわからんね」という機長の言葉は、極限状態の中でふと出てしまった
本音でしょうか。無理かもしれない、そう感じながらも、最後の最後までプロとして
逃げ出すことなく職務を全うした乗員の方々には、本当に頭の下がる思いです。

事故で亡くなられた520名の方々のご冥福と、
救出された4名の方が心安らかに過ごされていることを祈りたいと思います。
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by miharu0211 | 2005-08-03 23:53 | のほくらし
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